日本市場にあふれる製品・・・その1
繊維業界は、過去に大きな出来事を二つ経験しました。
一つは、一九八七年に製品の輸入が輸出を上回ったことでした
その後、輸入額が輸出額に大きく差をつけていました。
それだけ海外でつくられた肌着、下着、制服、洋服、子供服、ブランド品に身を包む日本人がふえたということです。
もう一つは、八九年に繊維製品の輸入額が初めて一〇〇億ドルを超えたことです。
円ベースで一兆六三〇〇億円に達しました。
八五年に比べて三倍です。
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繊維業界は、過去に大きな出来事を二つ経験しました。
一つは、一九八七年に製品の輸入が輸出を上回ったことでした
その後、輸入額が輸出額に大きく差をつけていました。
それだけ海外でつくられた肌着、下着、制服、洋服、子供服、ブランド品に身を包む日本人がふえたということです。
もう一つは、八九年に繊維製品の輸入額が初めて一〇〇億ドルを超えたことです。
円ベースで一兆六三〇〇億円に達しました。
八五年に比べて三倍です。
繊維製品の輸入国としては、韓国、中国、台湾、香港、それにECがメインです。
一国単位でいえば韓国がほとんどの年、日本への輸入シェアでトップを保ってきました。
この韓国、台湾、香港などはアジアNlES(工業新興地域)であり、安い商品が中心、一方のECは高級ブランド品です。
安い商品(偽ブランドを含む)と高級ブランド、この二極分化で輸入がふえてきたのです。
ところが、八九年には中国が韓国を抜き、九〇年にはさらにその差を広げました。
九〇年には円にして一〇〇〇億円もの差を生じています。
これは、アジアNIESが通貨、人件費、コストの面で三高を招いて生産基地としての機能が弱まり、その代わりに、中国が脚光を浴びるようになったということです。
しかも、そのイニシアチブをとっているのは日本企業です。
日本企業の現地法人からの逆輸入の中心が中国に移ったといえるでしょう。
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