パリパリ その3
パリに立つ前、片づけなければならない仕事に押しつぶされ、しかもちょっとした怪我がもとで炎症を起こしていた足を治療する暇もなく見切り発車のようにして飛び出してきた上に、慣れぬ石畳をRの早足に遅れまいとタカタカと走るように歩き続けたせいで、たぶん炎症が悪化したのです。
おまけに風邪気味なのか喉も痛い。
一緒に出張に来ていた同僚は、そんな私を哀れんで「今日はもう寝てなよ。インタビューは私一人で行ってくるからさ。Rにもそういっておくから」と頼もしい台詞を残してあたふたと出かけていきました。